2006年05月13日

遺恨を残す相続って?

 「子供の代に遺恨を残さないで」

  の続きです。

  が、その前に。


  私の仕事は、土地を買収して、開発し、完成宅地に仕上げる。

  というものです。

  不動産業に携わる、よくある仕事です。

  が、その買収する土地がちょっと変わっていて

  例えば ◇ 他人地に挟まれて道のない土地

      ◇ 人間は通れるけれど車は入れない道に接している
            土地

      ◇ 形が歪で建物を建てにくい土地

         など、など。
  
  一般的に売りにくい(あるいは、買いにくい)土地を買収してます。

  主に 田畑、手付かずの更地なんかが多いです。



  で、話を元に戻します。

  相続の方法は色々あります。

  今回は1つの土地を配偶者Aと子供B、子供Cの3人の持分で

  相続した例です。

  この土地は3人の同意がなければ

    ◇売ることはできません。 (持分分を売ることは可能)

    ◇抵当権を設定できません。(持分分に抵当権設定は可能)

    ◇建築物を建てれません。


  結局なにもしないまま、土地を持っているだけのことになります。

  持分1/3の子供Aに相続が発生したら、更にその1/3が分割され

  もっと少ない持分になり、人間関係も薄くなって余計に話しが

  まとまらなくもなります。

  私が閲覧した登記簿で一番持分登記が多かったのは17人。

  もう、誰がどれなのかワケがわかりませんよ〜。ふらふら

  そんな登記簿を見て、「この土地買いたい!」って、普通あまり

  思わないでしょ。

  何か曰くありげ、に思うでしょ。

  全員の同意がもらえるかなぁー、わざわざこんなややこし土地

  買わなくていいや。

  って思うでしょ。

  損ですよね。たらーっ(汗)

  
  私は最初に書いたように、普通よりは、ちょっと売買のしにくい

  土地を扱っています。

  そんな時、「自分の代で土地をどうこうするつもりはない」

  と言う地主さんに、上記のことを説明します。

  私の「子供の代に遺恨を残さないで」

  というのは、こういうことです。

  

  どんなに仲の良い親子でも、兄弟姉妹でも、相続となると

  話は別です。

  財産の多い少ないは関係ありません。

  相続が発生した為に何十年も築いてきた良好な関係が崩れる

  ことがあります。もうやだ〜(悲しい顔)

  もちろん、スムーズにいくケースもいくらでもありますが。





posted by ようこ at 13:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 相続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ややこしくなると大変ですね。
誰かごねる人が出そうで。
Posted by 日本一のみかん農家 at 2006年05月13日 20:10
相続って難しく、コワイものなんですね。

その辺りもひっくるめて、ようこさんのお仕事は

誰もができるものではないような気がします。
Posted by 立ち上げ人:モリオカタカヒロ at 2006年05月14日 00:21
自分の代では、売りたくない!という気持ちを分かってあげた上で、ようこさんの一言。これは伝わりますよね。
Posted by at 2006年05月14日 16:17
【みかん農家さん】
相続問題は本当に大変みたいです。
ウソやん、みたいな話現実にあるんです。

【モリオカさん】
相続がこじれると、なかなか話がまとまらないようです。
私の仕事は誰にでも出来ます。
でも、とっても邪魔くさい仕事なので
あまりやる人がいません。

【直さん】
でも・・・。
伝わっても売ってくれるとは限らないんです。(;_:)
「その土地塩漬けになるゾ〜」と心の中で叫んでます。
Posted by ようこ at 2006年05月15日 11:35
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