2006年10月20日

未成年者の契約の取り消し

昨日は 宅建協会女性部会のセミナーに参加しました。

熟女の集まりですexclamation×2

最近、いくつかのセミナーに参加することがありましたが

私、大抵 年長者です・・・・・。

ところが、今回に限り 最年少とはいわないけれど まちがいなく

年少者です!!!わーい(嬉しい顔)

それくらい、熟・熟・熟女でした〜。

講演の内容は

   『景気回復は関西のオバちゃんのパワーで』


まさにオバちゃんパワー全開のセミナー。

講演が始まる前の、熟女との雑談でのことです。


ある地主さんの土地が係争中で売るに売れない状況にあり

困っているということ。


というのは

自分の土地を 孫(18歳)が無断で実印を持ち出し、

勝手に売買契約を結び、

代金を孫が受け取り、

買主が所有権の移転登記をしてしまった、というんです。


民法では、婚姻のしていない20歳未満は未成年者とされ

法定相続人の同意のない契約は取り消すことが出来ます。

この地主さんの場合、孫が勝手にやったのですから 当然

誰も、契約の同意はしてません。

ですから、この契約を取り消して 土地を取り戻すことが

出来るのですが、実際にはそう簡単には進まないのです。

地主さんは

 @ 孫が未成年者で法定相続人の同意なしで行った契約である

 A 実印を無断使用され、無権利者である孫から所有権を
   取得できない

と主張し、一方 買主は

 @ 孫が未成年者だとは知らなかった

 A 孫が地主の代理人であるとウソをつかれた

と、土地を返すつもりはないようです。


法律は、違反をする前なら

「この行為は法律違反なのでやってはいけません」

といわれます。

でも、法律違反をしてしまった後なら 問題が起きた時

違反だったかどうかを検証しなければならないのです。

なんかヘンな話ですが、詐欺は犯罪ですよ、というくせに

実際、詐欺にあっても その行為が詐欺行為かどうか立証しないと

罪に問えないんです。


この地主さんも裁判で検証中です。

ちなみに、未成年者が未成年ではないとウソをついた時の契約は

取り消すことができません。


土地を取り戻すまで、ちょっと時間がかかりそうです。たらーっ(汗)
posted by ようこ at 23:18| Comment(9) | TrackBack(0) | 民法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こういったケースもあるのですねぇ。
何だか怖いです。
未成年者がおこす行動とは思えず。。
変な法律にも頭が痛くなりますし。。
土地、早く取り戻せるといいですね。
Posted by ナオ at 2006年10月21日 20:34
なんだかおかしなことですね。
未成年は未成年だから、無効で、
孫は偽証罪でいいのにね。
難しいものですね。
Posted by 日本一のみかん農家 at 2006年10月21日 20:50
【ナオさん】
 不動産は大きなお金が動くので未成年者でも
 不正行為を起こすことはあるようです。
 民法の解釈はややこしいです。裁判では判例も
 参考にされるので判断基準が1つではないようです。

【日本一のみかん農家さん】
 実際に不動産業に携わっていると
 法律と現実の矛盾や解釈のしかたが腹立たしく
 思うことがよくあります。
 ちなみに
 無効と取り消しは違います。
  
Posted by ようこ at 2006年10月21日 22:30
ほんと、法律ってはっきりしているようなしてないような。。。
グレーな部分が大変ですよね。

弁護士が儲かるわけだ。。。
Posted by yoyoka at 2006年10月22日 01:26
う〜ん、難しい、変な事になっちゃってますね。買主さんは現金で購入したのでしょうか?

仲介業者は居なかったんだろうか?銀行の抵当権も付いていない更地だったんでしょうかね?

司法書士の先生も付いていたと思うんだけれど、買主側で用意したのかな?

何にせよ、仕組んだ人がいるかもですね。
Posted by at 2006年10月22日 19:50
孫に裏切られたお爺さま(地主)がお気の毒。
最近身内の犯罪って目立ちますよね。
一番大切にしなければならない人なのに。
Posted by michiyo at 2006年10月23日 00:05
【yoyokaさん】
 法律に照らし合わせてみると、なぜ?
 と思うことが結構あります。
 不動産の仕事をしていると、いくつかの
 法律を遵守していかねばならないので
 弁護士や司法書士などに相談しながら進める
 こともあります。

【直さん】
 通常のケースとは異なるようなので、孫と買主の
 直接の取引であったと思われます。
 司法書士が入っていれば本人確認は絶対にしますので
 このような事態にならなかったと思います。
 ちょっと特殊なケースですよね。

【michyoさん】
 本当にお気の毒です。
 でも、不動産をめぐるトラブルは
 相続を含め、身内で起こることが多いですよ。
Posted by ようこ at 2006年10月23日 06:56
ええ〜、なんか変なの。
誰が保護されるようにできているのでしょうか・・・
Posted by タロット占いラーヤ@ふくまねき at 2006年10月23日 18:38
【ラーヤさん】
 民法では制限能力者(未成年者など)を保護します。
 善意の第三者も保護されますが解釈が色々で
 教科書通りにはいきません。
 
Posted by ようこ at 2006年10月25日 23:23
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