2006年11月03日

生産緑地の売買

今日は、以前より売買のお話をさせていただいている

地主さんと久しぶりの交渉をしました。

この地主Mさんとは、土地売買の交渉を始めてから10ヶ月

くらい経ちます。

元々、売る意思のない地主さんを口説き落とすのに

こうやって数ヶ月、長い時は1年くらいかかって やっと

売っていただけた、というケースもあります。


ようやくMさんにも 売りたいという具体的な段階に

進んだのですが、あるネックが交渉を長引かせています。

そのネックとは。


Mさんの持っている土地は全て生産緑地です。

生産緑地を解除し、農地法の申請をしないと売ることはできません。

生産緑地のことは解除方法は8月26日の記事に書きました。

ところが、幾つもの土地を持っておられるMさん。

希望は、ある場所の1筆だけを売り、あとの数筆はまだ売りたくない

ということ。

ですが

生産緑地を複数持っている場合、これとこれ という具合に

一部だけを解除することは出来ません。

生産緑地を解除してしまうと、翌年からの固定資産税が大幅に

高くなってしまいます。


土地は売りたいが 残す土地の固定資産税が高くなるのはイヤ

そういうジレンマにMさんはおちいっています。


どうする? Mさん!


よい案があるのですが・・・・・。


全部の土地を売ってください!



Mさんとの お付き合いは まだまだ続きそうです。



    【生産緑地についての補足】

    特例として、全体の20%だけ解除することが可。

    生産緑地のまま、生産緑地として利用するなら売買可






posted by ようこ at 23:00| Comment(11) | TrackBack(0) | 生産緑地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月26日

生産緑地の解除方法

以前、生産緑地の固定資産税について書いた記事に

お問い合わせがありました。



生産緑地指定を解除するにはどうすればいいか?

原則、解除できる方法は
 
 @ 生産緑地指定後30年経過した場合。

 A 病気などの理由で農業に従事できなくなった場合。

 B 本人が死亡し、相続人が農業に従事しない場合。

などがあげられます。

生産緑地指定の解除をすると、2度と生産緑地には戻れません。

ですから、解除する時はその土地を売買するケース以外

考えられません。

  (だって、安い固定資産税なんだから わざわざ解除して
   高い固定資産税を払う人はいませんもの)

ということで、大抵の場合Aの方法を使います。

病気やけがで農業に従事できないという医師の診断書が必要です。

診断書を添えて解除の申請を行います。

解除することは、そう難しいことではなく 手順通りにすれば

何の問題もありません。

裏ワザも必要ありませんよ (笑)


言葉では生産緑地の解除の申請と言いますが

正式には 「生産緑地買取申し出」 です。



流れとして

   農業委員会に診断書を添え買取申し出を行う

      ↓

   買取希望照会 (買取の告知)

      ↓   買い取る人がいるかどうか調査します。
          実際には買い取る人は皆無。

   農林従事者への買取斡旋

      ↓

   全ての買取が不調となった場合、生産緑地の解除


申請をしてから、解除に至るまで3ヶ月かかります。

申請は一般的には司法書士が代理で行いますが

自分でも出来ます。

その場合、書類の不備などがよくあり、余計に時間が

かかってしまいますので、司法書士にお願いすることを

お勧めします。

又、

「買取の申し出」 を受理された時は相続税の納税猶予が

取り消されます。


相続税の納税猶予についてはこちらで書いています。



posted by ようこ at 11:42| Comment(8) | TrackBack(0) | 生産緑地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

生産緑地の固定資産税

  土地を売りたくない、と言う地主さんの理由の1つに

  生産緑地に指定されているから。

  と、おっしゃる方がいます。


  生産緑地とは

  農業に従事する人を手厚く守ろうと、固定資産税を普通の田畑

  より低く設定する為に指定された土地のことです。


  固定資産税が安いのですから、その分規制がきつくなります。

  指定を解除しないと、土地の転用や、転用目的の権利移動は

  出来ません。

  指定解除にも、相当の理由が必要で時間もかかります。


  でも、生産緑地を理由にイヤだと言っている地主さんは

  そんなことは百も承知で、そのことが大きな理由では

  ないのです。


  生産緑地の指定を解除した土地の固定資産税を遡って

  普通の固定資産税を徴収される。

  と思っているようです。


   間違いです!


  遡って徴収されることはありません!!



  この勘違いをされている地主さんが、圧倒的に多いのです。

  私がお会いした7割くらいの地主さんがこの勘違いを

  されています。

  説明しても、信じてくれない方もいらっしゃいます。

  そんな時は、目の前で携帯電話で市町村の固定資産課へ

  電話して、説明してもらいます。


  生産緑地をお持ちのみなさま

  生産緑地解除後も 固定資産税の追徴はございませんので

  ご安心くださいませ。
posted by ようこ at 00:11| Comment(8) | TrackBack(0) | 生産緑地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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